影響力の武器。なぜオッズは動くのか?
と、今回も
前回のブログの続きのようなものを書く。
実験的な執筆であったが、普段の予想ブログ以上のPV数があった。
これは一定の読者層と新たな層があったのか、複数回読んでいただけたか
わからないが、とりあえす読んでいただけたことが非常に嬉しい。
前述で、有料媒体のコスト(専門誌、新聞、ネット配信、有料予想など)を削ることがいちばんのメリット。
JRAホームページは、最強の無料媒体と記述し、そこに関してはいくつかの異論があった。筆者のようなブログ書きは、読み手が食いつくよう少しテクニックを使っている。
例えば「有料媒体を全て削れ」という記述を「有料媒体は極力削ったほうが良い、でもスポーツ新聞と赤ペンくらいは仕方ないですね。」
では同じ内容でも、インパクトが薄い。
文章に強みがなく、本質が伝わらなくなってしまうのだ。
あえて極論を言うことで、問題提起をして視野を広げてもらおうというのが、執筆のリアルなところである。
解釈については人それぞれ。
各々でよいと思う。
で
有料媒体については、様々なマーケティング論が含まれており、JRA-VANなどはその骨頂でもあり流石だなと思える。今回はそれとは違い、少し詐欺っぽいことについて書く。このことが理解できたら、少なくとも有料媒体は最小限に抑えて、詐欺のような明らかに無駄なものには引っかからないだろう。
詐欺には様々な、巧妙な毒が盛られている。
よく使われているのは、最初に無料で配るというものである。
とことんまで丁寧に無料でやるというわけだ。
例えば、こんな経験はないだろうか?
デパ地下で、旨い漬物を無料で試食させてくれて、なんならお茶まで出してくれる。
そのおばちゃんは、素敵な笑顔で大した売込みもしない。
なんとなく申し訳ない気持ちになって「じゃあ、一袋ちょうだい」と言ってしまう。
これは詐欺ではないが、返報性という心理テクニックを使っている。
これは有料予想でも応用できる。
無料でいろいろなことを親切に教えてくれる。偶発的にすごい馬券が的中するとする。その予想家はキャンペーン期間を終えて、有料に置き換える。
多くの人は有料の漬物を買わないが、無料で良い気持ちを体験した人は、少しコストがかかってもまた同じ思いが作用する。
マーケティング用語で返報性と言うらしい。
世の中の多くは無料から始まるのだ。そこから付加価値をつけていき、そこに値段がつき、やがてその個人からお金を生み出していく。筆者が、もし将来的に皆さんからお金を取り出すことがあれば、この返報性というテクニックを使ったと思っていただきたい。
もう2つ、有料媒体のテクニックに含まれている話をしよう。
人間の多くは、自分は人より合理的で正しい判断ができると思っている。
これをマーケティング用語でコミットメントと一貫性というらしい。
たとえばカリスマ予想家の料金が破格の5,000円だったとする。自分の中で、高い買い物をしたという気持ちも作用するが、一度自分でコミットメントしたものは、引き下がれない心理も作用する。
安い情報はクズ。5000円もするのだから凄い価値があるに違いない。自分の買い物は正しい、なんなら安物の予想を買っている人をディスったりする。
安物に価値はないと。
判断は正しかったと連呼すればするほど、カリスマ予想家の思うツボである。
高いものには価値がある。その心理的トリガーは特に庶民に働きやすい。(BY 庶民)
最後で最強の
心理トリガーは、権威である。
例えば美人やイケメンが大手のCMに起用されるように、美人が化粧品が使い、イケメンが生ビールを飲む。JRAのCMも豪華な俳優陣である。
最近で言えばSNSのフォロワー数も権威に入ると思う。
このフォロワー数を権威として存分に利用して、最終的には有料noteを買いに行かせるリアル。逆に言えば、それは影響力の武器を利用できた勝者であり、フルに利用され、右往左往したものが、人生の敗者であるのかもしれない。
筆者が、今回書いたのは心理トリガー
① 返報性
② コミットメントと一貫性
③ 権威
この心理トリガーの渦。
人の欲望の塊がオッズとして繁栄されているリアル。
その心理トリガーを正しく理解すれば、少なくとも怪しい情報商材には引っかからないのではないか。
ただ、心理トリガーは全てのことに応用できる。
正しい方向にも、きっと使えるはずだ。
その人の発信内容がどうか、その人の競馬に対する姿勢はどうか。本質がどうか。
心理トリガーを理解することで、買うべき有料媒体も見えてくるのではなかろうか。
筆者も、価値のある有料媒体を目指している一人であーる。では。
Best regards By 安置エイジ